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65.予章先生文集よしょうせんせいぶんしゅう[重要文化財]
北宋時代の文人である黄庭堅(1045―1105)の詩文集です。号は山谷、予章ともいい、黄山谷の名で親しまれています。黄庭堅は、前述の蘇軾にその才能を見いだされ、のちに「蘇門の四学士」の一人に数えあげられています。
黄庭堅の詩文は、蘇軾と同様に、我が国においても非常に尊重されました。特に室町時代以降、京都五山の僧侶たちの詩作の手本とされ、黄庭堅の詩文集の注釈書や抄録が数多く作られています。
本書は、南宋時代の孝宗・光宗の在位期間(1161―1193)に刊行されたもので、展示資料63『東坡集』と同じく、京都・西禅寺の旧蔵書です。全7冊。
(請求番号:重003-0002)

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- 人物背景を知る:市橋長昭(1773―1814)
仁正寺藩(現在の滋賀県蒲生郡日野町西大路にあった一万八千石の小藩)の藩主・市橋長昭(いちはしながあき、1773―1814)は、豊後佐伯藩主・毛利高標、鳥取若桜藩主・池田冠山とともに、「柳の間」(江戸城内にある部屋の名)詰めの三大学者大名といわれた人物です。
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