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開催予定の展示会

令和7年度第2回企画展 内閣文庫140周年記念 「世界へのまなざし―江戸時代の海外知識―」

世界へのまなざし―江戸時代の海外知識―ポスター-

【展示会】

概要

 江戸幕府は海外との窓口を長崎・対馬(つしま)・薩摩(さつま)・松前の4か所に限り、国際関係を統制していました。8代将軍徳川吉宗は輸入書籍の制限を緩和し、以後様々な海外知識が国内へ流入しました。 海を渡ってきた新しい知識は、どのように江戸時代の人々に受け入れられたのでしょうか。本展では、内閣文庫の資料から18世紀を中心に日本に来航した外国使節や輸入書籍、江戸時代を代表する文化人たちの海外研究に関する著作をご紹介します。

主な展示資料


西洋紀聞

西洋紀聞(せいようきぶん) 【自筆本】
 『西洋紀聞』は、新井白石(あらいはくせき)(1657-1725)が、密入国したイタリア人宣教師のシドッチから得た知識をもとに著述した書で、当時としては高い世界地理知識を有します。キリスト教に関する記事を含むために新井家に秘匿(ひとく)されてきましたが、寛政5年(1793)、幕府の命令により献上されました。展示資料は、紅葉山文庫旧蔵書で新井白石の自筆本です。


御書物方日記

御書物方日記(ごしょもつかたにっき) 【重要文化財】
 『御書物方日記』は、将軍の図書館・アーカイブズである紅葉山文庫の書物奉行の約150年間にわたる業務記録です。記述の内容は、蔵書の管理・出納、目録類の編纂(へんさん)など多岐にわたります。 展示資料は、「江戸幕府書物方関係資料」として平成30年(2018)に国の重要文化財に指定されました。


北夷分界余話

北夷分界余話(ほくいぶんかいよわ) 【重要文化財】
 『北夷分界余話』は、間宮林蔵(まみやりんぞう)(1775-1844)のカラフト調査に基づく口述を編集・筆録したカラフトの地誌・民俗誌です。彩色図96図を用いてカラフトアイヌの生活が忠実に描かれています。展示資料は、紅葉山文庫旧蔵書で、「間宮林蔵北蝦夷(えぞ)等見分関係記録」として平成3年(1991)に国の重要文化財に指定されました。

※資料保存のため、会期中、展示替えを行います。


【関連イベント】展示解説会

過去の展示会

「特別展」 「企画展」 「館外展示及び他機関と連携した取組」


特別展

企画展

館外展示及び他機関と連携した取組