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33.甲信両国信玄衆被召抱時指上誓紙写こうしんりょうこくしんげんしゅうめしかかえられるときさしあげせいしうつし

大名間の盟約もさることながら、大名と家臣との間でも、これら起請文を交わしました。

展示資料は、天正10年(1582)の武田家滅亡後、徳川家康に仕える際に起請文を提出した旧武田家家臣の名簿。天正10年〜14年の間に提出した者たちで、合計で800名前後の人物を載せています。また、文例では、裏切らないこと、戦の際は仮病やわがままを言わず指示の日限通りに出陣すること、軍法に背かないこと、他国に仕えた者に合力しないことなどを誓約しています。

実際の起請文は、浜松の秋葉社で保管され、血判部分が腐って穴が開いていたという、江戸時代中期の人の目撃談も伝わっています。全1冊。浜松秋葉社別当の木部叶坊が持っていた資料を写したもの。

(請求番号:170-0265)

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