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20.舞の本まいのほん
「舞の本」は、幸若舞の台本を読み物用にしたもの。幸若舞は室町時代に生まれた芸能で、当初は歌舞を伴っていましたが、のちに『平家物語』『義経記』『曾我物語』等に取材した物語を簡単な所作と共に語る「語り物」に変化しました。幸若は代表的な流派の名。幸若舞は、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康ほか武将たちに愛好され、江戸時代には能楽と共に幕府の式楽となりました。
展示資料は、明暦2(1656)刊。全25冊。「とかし(富樫)」「あつもり(敦盛)」「景清」「小袖曾我」など25の曲が収録されています。内務省旧蔵。
(請求番号:204-0018)
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