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14.大鏡(おおかがみ)おおかがみ
万寿2年(1025)、京都紫野の雲林院の菩提講で、190歳の大宅世継(おおやけのよつぎ)と180歳の夏山繁樹(なつやましげき)の2人が、それぞれの見聞や思い出を語り、話の内容を、その場にいた筆者が記録する―。
『大鏡』は、そんな凝った設定で、文徳天皇の即位(850)から万寿2年まで、176年の宮廷生活の歴史を、藤原氏全盛の有様を中心に、裏話や人物批判などをまじえて叙述しています。作者未詳。成立は11世紀末から12世紀初期まで諸説あり。
展示資料は、江戸初期の刊本(古活字版)で全6冊。教部省旧蔵。
(請求番号:特123-0006)
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