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53.新刊校正古本大字音釈 三国志通俗演義しんかんこうせいこほんだいじおんしゃく さんごくしつうぞくえんぎ

『新刊校正古本大字音釈 三国志通俗演義』は、数多くある『三国志演義』の刊本の一つで、万暦19年(1591)に刊行されたものです。『三国志演義』とは、劉備・関羽・張飛の義兄弟三人が、後漢時代末期の争乱の中で活躍し、諸葛亮という天才軍師を迎えて「蜀」を建国する歴史物語です。劉備・関羽・張飛をはじめ、ライバルとなる曹操や呉の孫権などの登場人物はすべて実在の人物で、正史『三国志』に記載があります。ですが、『三国志演義』の中で繰り広げられる関羽や張飛の活躍や、すべてを見通し方術によって風を呼び寄せることができる諸葛亮の知謀など、読み手を魅了する仕掛け(フィクション)が多数盛り込まれています。

展示資料には、劉備・関羽・張飛の3人が義兄弟の契りを結ぶ場面、劉備・関羽・張飛の3人が諸葛亮の廬を訪れる場面、赤壁の戦いの場面などが描かれています。全12冊。紅葉山文庫旧蔵。

(請求番号:附001-0008)

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