ここから本文

56.宋史そうし

『宋史』は、北宋時代(960―1126)・南宋時代(1127―1279)を合わせた宋王朝の「正史」で、元王朝の托克托らによって編纂されました。

この『宋史』に3カ所、『水滸伝』の主人公である「宋江」の名前が登場します。わずかな記述しかありませんが、「宋江」が実在の人物であり、「宣和」年間(1119―25)頃に世間を騒がせた盗賊であったことが分かります。『宋史』に「宋江」が登場するのは以下のとおりです。

「徽宗本紀」(『宋史』巻22)
「侯蒙伝」(『宋史』巻351)
「張叔夜伝」(『宋史』巻353)

紅葉山文庫旧蔵『二十一史』(『宋史』は第305―424冊)。

(請求番号:別010-0001)

徽宗本紀

侯蒙伝

張叔夜伝

写真をクリックすると拡大画像が表示されます

※写真をクリックすると拡大画像が表示されます

本文ここまで



ここからメニュー

古事記と六国史
幕府の歴史編纂
物語風の歴史
平家物語
太平記と太平記読
武力の世界
戦国の信仰
戦国の女性
歴史と物語
語られる戦国時代
「正史」と「四大奇書」
仁正寺藩主・市橋長昭と湯島聖堂献納本

メニューここまで


ページ上部へ


ページここまで