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53. 国絵図くにえず

江戸幕府は、正保元年(1644)、元禄9年(1696)、天保6年(1835)の三度、国絵図(日本全国の国別地図)の作成を命じました。完成した絵図は、紅葉山文庫に収められ、そのうち元禄図の一部と天保図が、現在も当館に所蔵されています。

国絵図は、1里を6寸の縮尺(21,600分の1)で描かれ、郡別に色分けされた楕円形の枠内に村名と石高が記されています。絵図には一辺が7メートルを超えるものもあります。8代将軍吉宗が熱心に閲覧したのは、当時「古絵図」「新絵図」と呼ばれていた正保国絵図と元禄国絵図ですが、展示資料の天保国絵図も同様の規格で描かれています。
  国の重要文化財。国絵図は、当館のデジタルアーカイブで、その高精細画像をご覧いただけます。

(請求番号:特083-0001)

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