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42. 御撰象棊攷格ぎょせんしょうぎこうかく

慶長17年(1612)、家康から将棋所の称をたまわり初代名人となった大橋宗桂(1555-1634)が詰将棋の図式を献上して以来、歴代の将棋名人は、名人位が内定すると、それぞれ技量を尽くした詰将棋集を刊行し、幕府に献上するのが恒例となりました。

当館は、その難解さのために「詰むや詰まざるや」と称された、7世名人伊藤宗看の『象戯作物』(しょうぎつくりもの 1734年刊)や、詰将棋の最高傑作と言われる伊藤看寿(贈名人)の『象棊図式』(1755年刊)などを所蔵しています。

展示資料は、これらプロの将棋師ではなく、将棋好きの10代将軍家治(1737-86)が著した詰将棋百局集。第1冊は「攻方」で詰手を記し、第2冊の「図式」に棋譜が収録されています。

家治の詰将棋の難易度はどの程度だったのでしょうか。伊藤宗看と看寿の詰将棋を解説した門脇芳雄『詰むや詰まざるや』(1975年刊)では、「淡白な作風の作品が多い」と評しています。全2冊。紅葉山文庫旧蔵。

(請求番号:199-0412)

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