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21. 唐蛮貨物帳とうばんかもつちょう

『唐蛮貨物帳』は、宝永6年(1709)から正徳4年(1714)まで、長崎に入港した中国船・オランダ船の積荷の品目や、日本で買い入れた品目とその数量、代価等を船別に記した記録です。長崎の唐通事(中国語の通訳官)とオランダ通詞が作成して長崎奉行に提出し、長崎奉行から江戸に進達されました。

南京や寧波(ニンポー)から出航した中国船の積荷の品目の中に、「白糸」「薬種」と共に「書物」が見えます。わが国への輸出品として中国で積み込まれた漢籍にほかなりません。全13冊。農商務省旧蔵。当館は、ほかに平成8年(1996)に大庭脩氏から寄贈された正徳3年(1713)の『唐蛮貨物帳』2冊を所蔵しています。

(請求番号:特114-0001・0010)

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