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51. 重訂御書籍目録じゅうていごしょじゃくもくろく

紅葉山文庫の蔵書目録は、記述の訂正の必要や蔵書の増加に伴って、しばしば編集されました。

福井保『紅葉山文庫』によれば、慶長7年(1602)に足利学校の寒松和尚が江戸城富士見亭に創設された文庫(紅葉山文庫の前身)の蔵書目録を編集したのに始まり、元治元年(1864)に編集が始められた『元治増補御書籍目録』まで、目録の編集は10回行われています。

展示資料の『重訂御書籍目録』は、このうち9回目の目録で、文化11年(1814)から天保7年(1836)まで、23年を費やして完成しました。

漢籍の部の目録の構成は、中国の四庫全書(清の乾隆帝の命で収集分類した古今の文献の一大叢書)の目録に倣って、経・史・子・集の4部から成り、別に附存部が設けられています。『重訂御書籍目録』には漢籍の部のほかに御家部と国書部等が含まれていましたが、現存しません。編者は書物奉行の林復斎(1800-59)ほか。全31冊。

(請求番号:219-0185)

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