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将軍のアーカイブズ
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将軍のアーカイブズ
徳川家康の愛読書
徳川家康は、卓越した武人で政治家であると同時に、学問を重んじ文教の振興に努めたことでも知られています。愛読書は中国の経書(『論語』『中庸』)や史書(『史記』『貞観政要』)、兵書(『六韜』『三略』)など。和書では『延喜式』や『吾妻鏡』を好んだと伝えられています。
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徳川家康の出版事業(伏見版と駿河版)
16世紀末から17世紀初頭にかけて、わが国は“活字印刷”の時代を迎えます。伏見において木活字で『貞観政要』など7種を出版させた徳川家康は、駿府城でも銅活字を用いて『大蔵一覧集』『群書治要』を出版しました。
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徳川吉宗の閲覧資料
幕府の蔵書や記録類に並々ならぬ関心を示した吉宗は、29年に及ぶ将軍在職中に、多くの資料をみずから閲覧し(あるいは側近の学者たちに研究させ)、その知識をさまざまな政策に反映させました。
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漢籍の輸入
唐船(中国船)によってもたらされ幕府や諸大名に購入された多彩な書籍は、わが国の学問芸術の振興に寄与し、また施政の参考文献としても活用されました。
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研究する将軍
紅葉山文庫を充実させた徳川吉宗は、それらの文献にみずから目を通したばかりでなく、各分野の一流の学者に命じて、注釈書や和訳本を作成させました。吉宗は、将軍であると同時に、医学・法律・制度など多岐にわたる研究チームのすぐれた統括者でもありました。
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綱吉と家治(儒学と将棋)
徳川綱吉が刊行した、儒学経典の注釈書は「元禄官板」あるいは「常憲院本」(常憲院は綱吉の院号)と呼ばれています。また徳川家治は将棋好きで、みずから著した詰将棋集が紅葉山文庫に収められました。
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紅葉山文庫の人々
紅葉山文庫では、蔵書の調査研究や目録の改訂のほか、定期的な書庫の点検と蔵書の虫干し、修復などによって、蔵書と収蔵庫の良好な状態が維持されていました。
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