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43. 蜻蝶譜本草・博物学せいちょうふ

近江国宮川藩主堀田正民(ほったまさたみ 1781―1838)が描いた蜻蛉(トンボ)・蝶・蛾の彩色図譜。ほかに「雑虫二十五種」として、クツワムシ、ホタル等の図が加えられています。

正民は子どもの頃から絵が好きで、多くの写生画を描きました。本書はそのうち昆虫図を集めたもので、精密であざやかな昆虫図鑑となっています。

堀田正民は、文化12年(1815)に宮川藩主(1万3,000石)となり、伏見奉行や奏者番を務め、天保9年(1838)に58歳で没しました。父で先代藩主の堀田正穀(まさざね)は、『寛政重修諸家譜』編集の副総裁を務めました。

展示資料は、明治12年(1879)に農商務省が購入したもの。明治初年の転写本ですが、当館以外に所蔵が知られていません。全1冊。

(請求番号:197-0087)

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