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6. 酒井空印言行録さかいくういんげんこうろく

3代将軍家光の側近として幕政に参画し、家光没後も4代将軍家綱を補佐した酒井忠勝(さかいただかつ 1587―1662)の言行録。

酒井忠勝は、元和8年(1622)に武蔵国深谷藩主となり、その後同国川越藩主を経て、寛永11年(1634)に若狭国小浜藩主(11万3,500石)。この間、寛永元年(1624)に老中となり、同15年11月には「細務」(瑣末な職務)を免じられて政務にあずかる大老職に就いています。明暦2年(1656)に70歳で引退し、万治3年(1660)に剃髪して空印と号しました。寛文2年(1662)没。享年76歳。

『酒井空印言行録』は、小浜藩士の山口春水(名は重固。のちに安固)が明和2年(1765)に著した書で、別名『仰景録』(ぎょうけいろく)。忠勝の青年期から隠居後までのエピソードが多数紹介され、家来から「親父」(おやじ)と慕われた忠勝の個性があざやかに浮かび上がります。

展示資料は、昌平坂学問所旧蔵。全4冊。

(請求番号:159-0112)

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