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35. 編脩地誌備用典籍解題地誌へんしゅうちしびようてんせきかいだい

昌平坂学問所が所蔵する地誌、紀行、地図類ほか2,000余部の資料の解説集。資料を総紀・別紀・遊紀・異国紀の4門に分類し、それぞれの資料の冊数・著者名・内容等を記し、冊数の多いものについては内容細目も添えています。

文化7年(1810)の林述斎の建議によって、昌平坂学問所で全国的な地誌の編纂作業が始まり、資料検索の便をはかって本書が企画されました。

述斎は、地誌や地図に詳しい池田冠山(定常)に執筆を依頼。冠山はこれぞわが天職と意欲的に取り組み、本書所収資料の約半数の解説を執筆したと伝えられています。冠山が担当した資料の中には、『従大津至鳥取図』『勝見遊覧志』など彼自身の著作4点も含まれています。作業は旗本の間宮士信らによって受け継がれ、文政3年(1820)に全28巻が完成しました。

展示資料は、献上本と思われる浄書本で全33冊。「編脩地志備用典籍」の朱印が押されています。

(請求番号:218-0114)

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