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32. 会津風土記地誌あいづふどき

陸奥国会津藩主保科正之(展示資料11(千年の松)展示資料29(二程治教録))(1611―72)が編纂させた会津藩領の地誌。封域・風俗・城・郡村・山川・道路・土産(物産)・神社・仏寺・墳墓・人物・古蹟の12項目に分けて漢文で簡潔に記されています。本文は寛文6年(1666)に成立。同年の山崎闇斎の序のほか、同11年の林鵞峰の序と林鳳岡(鵞峰の次男)の跋(あとがき)あり。会津四郡以外の藩領については、別冊『外風土記』に記述されています。

正之は、諸国の風土記が失われたことを惜しむと同時に、新たな地誌の必要を唱え、全国に先立って本書を編纂しました。会津藩は、のちに本書の不足を補う地誌の編纂事業に着手。文化6年(1809)に『新編会津風土記』を完成させました。

展示資料は、教部省、内務省図書局旧蔵。『外風土記』ともに全2冊。

(請求番号:174-0323)

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