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48.砲科新論ほうかしんろん

幕府の歩兵を引き連れてフランス式陸軍演習に参加し、幕府倒壊後も主戦論を唱えて箱館の五稜郭で戦った大鳥圭介(おおとりけいすけ 1833-1911)も、オーフルストラーテンの著作を翻訳しています。文久元年(1861)に刊行された『砲科新論』がそれ。火薬の成分と製法、銃砲の鋳造法などが詳しく紹介されています。

大鳥圭介は、播磨国赤穂郡に生まれ、緒方洪庵に蘭学を学んだのち兵学を修め、幕臣として採用されました。慶応4年(1868)に歩兵奉行。新政府のために一度は獄に入りますが、許されて開拓使御用掛となり、のちに学習院長、華族女学校長などを務めています。全4冊。

砲科新論

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