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45.跨関日記こかんにっき

『跨関日記』は、土佐藩士細川広世(ほそかわひろよ 1839-87)の日記。慶応3年(1867)12月に、土佐藩老公山内容堂(やまのうちようどう)のお供に加わって上京するところから、戊辰戦争に従軍して関東・甲信地方を廻り、慶応4年(1868)7月3日に高知に戻るまでの出来事が、簡潔ながら克明に記録されています。「ええじゃないか」を目の当たりにしたときの印象や戦火に見舞われた地方の悲惨な状況、横浜の病院の様子などが記されている本書は、幕末維新期の貴重な証言の一つと言えるでしょう。

細川広世は、高知城下の医者の長男として出生。自身も医術を修め、維新後は新政府に出仕して刑法草案審査局御用掛などを務めました。著書に『明治政要』『日本帝国形成総覧』。全1冊。

跨関日記

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