激動幕末 −開国の衝撃−トップへ

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6.視聴草みききぐさ

天保15年(1844)7月、オランダ国王ウィレム2世の「日本国王」(徳川将軍)あての手紙(国書)を携えて、特使コープスが長崎に来航します。手紙には、蒸気船の発達で通商がますます盛んになっている昨今、日本がこのまま鎖国を続ければ西欧諸国と摩擦が生じ、アヘン戦争で惨敗した清国のようになる恐れがあると書かれていました。開国の勧告。しかし幕府はオランダ国王の勧告に従う意志のない旨を回答しました。

『視聴草』続八集の四は、「甲辰阿蘭舟到来(きのえたつおらんだせんとうらい)」と題してオランダ国王の開国勧告の記事を載せ、特使の肖像やオランダ船の図なども添えています。

視聴草

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