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14.日米初度応接之図説にちべいしょどおうせつのずせつ
『日米初度応接之図説』は、嘉永6年6月9日の久里浜の様子を再現した図。国書の授受がなされた応接所とアメリカの艦船、それぞれの持ち場で彦根、川越、会津、忍(おし)藩の士が警備に当たっているところが描かれています。明治25年(1892)刊。絵図の編集兼発行人の高野吉五郎は、当日彦根藩の警備隊の一員として出張していた人で、その時の印象をこう述べています。―自分が出張したのは彦根藩が浦賀奉行所から引き受けた砲台だったが、台場の築造の具合から弾薬に至るまでお粗末そのもので、幕府の末路が思いやられたものだ―。全1枚。
- 日米初度応接之図説
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