激動幕末 −開国の衝撃−トップへ

ここから本文

17.ペリー提督日本遠征記ぺりーていとくにほんえんせいき

アメリカ合衆国政府が、ペリーの監修の下、ペリー自身の日記やノート、公文書および豊富な文献資料に基づいて編集した書。原書名は、Narrative of the Expedition of an American Squadron to the China Seas and Japan, performed in the years 1852, 1853, and 1854, under the Command of Commodore M.C. Perry, United States Navy, by order of the Government of the United States. 1856年刊。本書は、日米交渉史の基本史料として貴重なばかりでなく、研究心旺盛なペリーのすぐれた観察眼を通して、当時の日本の風俗慣習が詳しく紹介されています。全1冊。

本書は、万延元年(1860)の遣米使節団の一員である軍艦奉行木村摂津守(きむらせっつのかみ 喜毅(よしたけ))が持ち帰り、大槻磐渓(おおつきばんけい)に贈呈。仙台藩主伊達慶邦(だてよしくに)から翻訳を命じられた大槻は、佐倉藩の手塚節蔵と津軽藩の工藤岩次に依頼し、文久2年(1862)、『彼理日本紀行(ぺるりにほんきこう)』の書名で日本語訳が完成しました。

Narrative of the Expedition of an American Squadron ・・・

ボタンをクリックすると資料画像が表示されます

本文ここまで




ページここまで