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61. 城北地帯工業用水道の緊急整備について

東京都板橋区・北区等の城北地区は、明治後期から軍事工場を中心として各種工場が進出していましたが、戦後の昭和30年代〜40年代には、出版・印刷や精密機械工業等が盛んでした。工業用水確保のため地下水が大量に汲み上げられたため、地盤沈下が深刻な問題として浮上してきました。昭和30年代前半、工業用水法と工業用水道事業法が制定されました。これらの法律に基づいて、昭和36年(1961)に城北地工業用水道事業が決定されました。

「東京都城北地帯工業用水道敷設に関する請願」が国会で採択されたことをうけ、内閣は通商産業省に書類を回付しました。昭和38年(1963)1月、同省では、河川水を水源とする工業用水道敷設に翌年度から着手するとの意見を付して、閣議を求めました。城北地区工業用水道事業は、昭和38年(1963)に着工。昭和46年(1971)に三園浄水場(板橋区)からの給水が始まりました。

昭和22年 東京都23区当時の東京

資料関連地域

板橋区

昭和22年 東京都23区
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  • 東京都界
東京都城北地帯工業用水道の緊急整備に関する請願について

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請求番号:昭63通産00031100

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