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46. 帝都復興計画案の大綱
「帝都復興」の計画は、後藤新平帝都復興院総裁の下で、立案されました。当初理想案として作成したものは、事業費が40億円以上に達するものでしたが、内部の検討や大蔵省との折衝を経て7億円ほどにまで圧縮された案が閣議で決定され、帝都復興審議会に諮問されました。資料は、帝都復興審議会に諮問された大綱案です。
帝都復興審議会では、復興計画案の主旨は是認されたものの、事業規模はさらに圧縮されました。これを受けて、政府は1億円以上を削減した復興予算案を帝国議会に提出しましたが、ここでも1億円以上の削減が行われ、さらに帝都復興院事務費も全額削除され、帝都復興院は廃止に追い込まれました。
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