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53. 砧・小金井・舎人などの緑地計画を決定
昭和15年(1940)3月、砧(きぬた)・神代(じんだい)・小金井・舎人(とねり)・水元・篠崎の6か所の緑地が都市計画決定され、昭和14年度から17年度まで4か年計画で造成されることになりました。「帝都防衛」と「市民の保健、休養に利用して体位の向上」を図る観点から、都市から20キロ圏内で、周囲の環境や緑地相互の間隔、交通の便などを考慮して、場所が選定されました。計画の規模は6か所の緑地の合計で、約637ヘクタールになります。
この年は、神武天皇が即位されたといわれる年を紀元元年とする「紀元二千六百年」にあたり、東京府では「記念二千六百年記念事業」として6か所の緑地造成を推進しました。6か所とも、現在でも都市公園として人々の憩いの場になっています。
- 昭和7年 東京市35区当時の東京
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資料関連地域
砧(世田谷区)/神代(府中市)/小金井(小金井市)/舎人(足立区)/水元(葛飾区)/篠崎(江戸川区)
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