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15.会計検査院の文書管理

表紙の朱書き文字「会計検査院 貴重文書」が目を引く本簿冊「院中達」には、明治22〜26年(1889〜1893)における規程類が綴り込まれています。そのうちのひとつに、文書の編纂方法を定めた「編纂規程」があります。

全14條からなる本規程では、「法規」「特例」の2種類に関する文書の編纂方法について述べられており、前者は記録掛、後者は各課の担当とされました。会計検査院書記局に置かれていた記録掛は、こうした法規の編纂のほか、「一切記録ノ保存ニ従事」していました。

会計検査院から当館へ移管された文書には、作成時期が明治〜昭和戦前期の比較的古い公文書も含まれています。「院中達」は平成16年(2004)に計7冊が移管されました。その内容から、明治22年から昭和22年(1947)までの会計検査院内の規程類をたどることができます。文書の回覧順序を定めた明治22年の「文書取扱順序」や、授受手続きに関する明治32年の「文書取扱規程」もこのシリーズに含まれています。

編纂規程創定の件

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