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[請求番号 多100562]

外国奉行栗本安芸守仏蘭西江為御用被差遣候に付御手当金之儀相願候書付(がいこくぶぎょうくりもとあきのかみふらんすへごようのためさしつかわされそうろうにつきおてあてきんのぎあいねがいそろうかきつけ)

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慶応3年(1867)2月、幕府の公務でフランスに派遣されることになった栗本安芸守(外国奉行兼箱館奉行)が、「御手当金」1年分、金200両の先払いを求めた願書の写しです。文書の袖(そで)に「願之通金弐百両只今取越被下(とりこしくだされ)候旨被仰渡(おおせわたされ)」とあり、願い通り200両が支給されたことがわかります。渡仏の目的は、幕府とフランスの親善を確認すること。同年6月に出航しましたが、帰国したのは幕府倒壊後の慶応4年(1868)5月でした。

展示資料は、江戸城多聞櫓文書のうち。


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