ここから本文
寛政11年(1799)12月に西丸小納戸の長谷川平蔵宣義(のぶのり)から幕府に提出された「先祖書」に、宣義の父、長谷川平蔵宣以(のぶため)の詳しい履歴が記されています。
長谷川宣義が提出した「先祖書」は、他の旗本の「系譜」「先祖書」と共に『諸家系譜』に綴じられ、文化9年(1812)に完成
した大名旗本の家譜集成『寛政重修諸家譜』(かんせいちょうしゅうしょかふ)の資料として用いられました。宣以に関する「先祖書」の記載は『寛政重修諸家譜』より詳細です。『諸家系譜』には展示した<幕臣の部>のほか<大名の部>があり、これも国立公文書館に所蔵されています。
展示資料は、全225冊のうち31冊目。
本文ここまで