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[請求番号 153-0426]

武家装束著用図(ぶけしょうぞくちゃくようず)

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装束や礼法に事細かな口伝(くでん)や故実(こじつ)(先例)があったのは、宮中や公家の世界だけではありません。武家の世界でも、将軍から大名、旗本御家人まで、各種の行事や儀式に応じた作法や服装が定められ、これら武家礼法の歴史的研究も行われました。

『武家装束着用図』は、塙保己一や伊勢貞春(いせ・さだはる)に師事した有職故実家の松岡辰方(まつおか・ときかた 通称は平次郎。号は梅軒、双松軒。1764-1840)が、伊勢貞春の説や旧記を参考にして作成した武家の装束図。寛政6年(1794)の成立。彩色をほどこした図は門人の松波茂芳が描いています。伊勢貞春(1760-1812)は、武家の礼法故実を伝える伊勢家の当主。小姓組番士を務めた幕臣(旗本)でもありました。

展示資料は、旗本(交代寄合)朽木綱泰(くつき・つなひろ)の旧蔵書で、全1帖。


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