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[請求番号 152-0054]

布衣以上大概順(ほいいじょうたいがいじゅん)

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旗本・御家人が務める幕府の役職を、勅使の接待や幕府の儀礼をつかさどる「高家(こうけ)」を筆頭に、順に列挙した旗本御家人役職一覧。「布衣」は無紋の狩衣で、式日にその着用を許されることが旗本の立身の証しとされていました。書名は「布衣以上大概順」とありますが、内容は、「布衣以上」・「布衣以下御目見以上」(御目見以上だが布衣を許されていない者が拝命する職)・「御目見以下」の3部から成り、それぞれの役職について、老中・若年寄などいずれの支配(指揮下)にあるか略号で示され、また役高(やくだか)(役職の格式すなわち家禄の基準。家禄が低い場合は不足分を幕府が支給しました)や役知・役料(役職手当)、役扶持(配下の者に支給する扶持米。扶持米は一人あたり一日玄米5合)等も詳しく記されています。

享和2年(1802)に新たに置かれた蝦夷地奉行(のちに松前奉行と改称)が載っていることから、同年以降の成立。全1冊。


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