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[請求番号 152-0109]

御留守居勤方手扣(おるすいつとめかたてびかえ)

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「留守居(るすい)」は留守居年寄とも言い、江戸城大奥の取締り、関所女手形(大名などの妻女が江戸を離れる際の関所通行許可手形)、江戸城諸門の通行証の発行などを管掌した職。江戸時代初期には、将軍不在時に江戸城の守衛や武器の管理を担当する重要なポストでしたが、将軍が江戸を離れることが稀になるにつれ、その権限は縮小し、江戸中期以降は、高齢の旗本が最後に就任する名誉の閑職≠ニなりました。とはいえ格式は高く、万石以上城主格の待遇で、役高5,000石。定員は4、5名。

『御留守居勤方手扣』は、留守居の職務に関する諸種の心得や先例を記した覚書。大奥の見廻りや人事、「御雛拝見」「御煤納(おすすおさめ)」など大奥の年中行事の作法が詳細に記されています。記載されている内容は江戸後期から幕末にかけてのもの。全5冊。


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