26. 地震考

[請求番号 166-0395]

文政13年(1830)年、「文政京都地震」の年に出版された書。著者は、7月2日の激震から20日経っても余震が続くなか、人々の不安を和らげるために本書を著したと述べています。地震の前兆や地震の和名に関する考察など内容は多岐にわたり、『大地震暦年考』同様、大地震後の緊急出版物の一つと言えます。

著者の小島濤山こじまとうざん(1761―1831)は、阿波徳島出身の暦算家(暦学・算術の専門家)。本書は濤山の原著を弟子の東隴庵とうろうあんが編集したもの。全1冊。

※写真をクリックすると拡大画像が表示されます。

  • 写真1
  • 写真2
  • 写真3
  • 写真4