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[請求番号 211-0104]
文化文政年間(1804―30)の事件や街の噂を拾い集めた『街談文々集要』に、文化9年(1812)の「関東大地震」のことが記されています。この年の11月4日に「大地震」があり、江戸の所々で土蔵が壊れたほか、屋根や庇(ひさし)の瓦がことごとく落ちて多数の負傷者が出ました。被害は小田原城下や神奈川宿などで大きく、六郷(ろくごう)(多摩川下流の六郷川)の両岸は地割れして土砂を噴出したとも書かれています。
著者の石塚重兵衛(じゅうべえ)(号は豊芥子(ほうかいし)。1799―1861)は、神田豊島町(としまちょう)で芥子屋(からしや)を営んでいた町人。遊郭や芝居に関する著作があり、蔵書家としても知られています。展示資料は著者自筆本で、全18冊。
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関連リンク: 街談文々集要