『視聴草』には、7月2日から8月19日までの揺れの大きさを○の大小で記録した震度日記とでもいうべき資料が載っています。朝岡鎌次郎という人から借りて写したものですが、筆者の名は不明。しかし○の大小は文化9年(1812)の「江戸大地震」(展示資料24)の際に感じた揺れを基準にしていると記されており、筆者は京都在番中の幕臣かもしれません。
なお当館所蔵の『天保雑記』(展示資料4)にも類似の記録が収録されていて、こちらは大番頭内藤
[請求番号 217-0034]
『視聴草』には、7月2日から8月19日までの揺れの大きさを○の大小で記録した震度日記とでもいうべき資料が載っています。朝岡鎌次郎という人から借りて写したものですが、筆者の名は不明。しかし○の大小は文化9年(1812)の「江戸大地震」(展示資料24)の際に感じた揺れを基準にしていると記されており、筆者は京都在番中の幕臣かもしれません。
なお当館所蔵の『天保雑記』(展示資料4)にも類似の記録が収録されていて、こちらは大番頭内藤