9. 万歳楽記まんざいらくき(『視聴草』3集の10)

[請求番号 217-0034]

『視聴草』には、7月2日から8月19日までの揺れの大きさを○の大小で記録した震度日記とでもいうべき資料が載っています。朝岡鎌次郎という人から借りて写したものですが、筆者の名は不明。しかし○の大小は文化9年(1812)の「江戸大地震」(展示資料24)の際に感じた揺れを基準にしていると記されており、筆者は京都在番中の幕臣かもしれません。

なお当館所蔵の『天保雑記』(展示資料4)にも類似の記録が収録されていて、こちらは大番頭内藤 豊後守ぶんごのかみが二条城番として京都在勤中の記録で、同人の与力よりき山下忠右衛門から借りて写したと記されています。「万歳楽記」の名は、厄除けの言葉「マンザイラク、マンザイラク」から採ったものでしょう。

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