18. 桜島神火しんか(『視聴草』続初集の7)

[請求番号 217-0034]

『視聴草』には、「薩州隅州之海中に在之これある桜島神火之次第」と題して、10月13日に現地から発信された被害報告が載っています。報告によれば、噴火によって桜島では鳥も獣も焼け死に、海水熱湯と化して魚類ことごとく浮き上がり、18ケ村が焼失して多数の焼死者が出たということです。『視聴草』にはまた、薩摩・大隅おおすみそれぞれの側から見た噴火の様子が分かるように工夫された図も添えられています。

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