33. 万国普通暦
(ばんこくふつうれき)

[請求番号 194-0095]
[請求番号 194-0096]

『万国普通暦』は、安政元年(1854)以降、「司天官」(天文方)の渋川氏(景佑・佑賢・敬典)が毎年編集した日本暦(天保暦)と西洋暦(グレゴリオ暦・ユリウス暦)の対照暦。

三段に分かれ、上段が日本の暦、中段がイギリス・フランス・オランダ・アメリカのグレゴリオ暦、下段がロシアのユリウス暦で、ほかに毎週の曜日や日月食などが注記されています。

嘉永6年(1853)6月のペリー来航以来、諸外国との交渉が頻繁となったため、毎年呈上するよう命じられ、その後、幕府の許可を得て、日本橋十軒店の書物問屋播磨屋から出版されました。

展示資料は、安政3年と5年の『万国普通暦』。各1冊。昌平坂学問所旧蔵。

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