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仁正寺藩主・市橋長昭と湯島聖堂献納本

概要

学問を好んだ市橋長昭は、宋版(南宋時代に刊行されたもの)・元版(元時代に刊行されたもの)の漢籍を数多く所蔵していました。その豊富な蔵書の中から厳選した宋元版30部を、文化5 年(1808)湯島聖堂に献納しました。その30部のうち21部(重要文化財の3部を含む)が当館に所蔵されています。

市橋長昭献納本の特徴は、毎冊首に「仁正侯長昭/黄雪書屋鑒/蔵図書之印」の大型印が捺され、さらに最終冊の冊尾に市橋長昭の献書跋文が綴じ合わされていることです。この跋文は「長昭謹誌」の形をとっていますが、文章は長昭と親交のあった佐藤一斎(江戸後期を代表する儒学者)が作成し、書は市河米庵(江戸後期を代表する能書家)の手によるものです。 市橋長昭献納本リスト(PDF)

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