[請求番号 259-0015]
改暦後、新暦が施行された最初の年である貞享2年(1685)の大経師暦は、冒頭で「数百年」(800年以上)行われてきた宣明暦に誤差が生じたため改暦した旨を述べています。
大経師暦は、大経師(朝廷御用の表具師の長で、新暦刊行の権利を与えられていた)が毎年印刷販売した暦(カレンダー)で、同じく京都で院経師が発行した暦とあわせて経師暦(京暦とも)と呼ばれていました。
展示資料は、当館が所蔵する元和6年(1620)から文政5年(1822)までの大経師暦等(全8帖)のうち。