[請求番号 218-0002]
大身の旗本と遊女の心中という衝撃的な事件は、俗謡にも歌われました。大田南畝の随筆『俗耳鼓吹』(1788年序)に、事件後流行した端唄の歌詞が書きとめられています。
それは「君とねやるか五千石とるか なんの五千石君とねよう」というもの。藤枝外記は5000石ではなく4000石なので、モデルは別人という説もあるようですが、いずれにしろ人々は、恋のために家も命も捨てた外記と遊女綾絹を哀悼してこの歌詞を口ずさんだのでしょう。
展示資料は、『燕石十種』所収。
[請求番号 218-0002]
大身の旗本と遊女の心中という衝撃的な事件は、俗謡にも歌われました。大田南畝の随筆『俗耳鼓吹』(1788年序)に、事件後流行した端唄の歌詞が書きとめられています。
それは「君とねやるか五千石とるか なんの五千石君とねよう」というもの。藤枝外記は5000石ではなく4000石なので、モデルは別人という説もあるようですが、いずれにしろ人々は、恋のために家も命も捨てた外記と遊女綾絹を哀悼してこの歌詞を口ずさんだのでしょう。
展示資料は、『燕石十種』所収。