国際交流

世界各国の公文書の保存・利用促進のため、相互連携のための活動を行っています。

第17回ICAブリスベン大会(2012年8月)
▲第17回ICAブリスベン大会(2012年8月)
スペイン・トレドで開催された第43回CITRAの全体セッション(2011年10月)
▲スペイン・トレドで開催された第43回CITRAの全体セッション(2011年10月)
「国際アーカイブズの日」ポスター
▲「国際アーカイブズの日」ポスター


 国際公文書館会議(International Council on Archives, ICA)は、各国公文書館の相互連携を確立し、その発展に貢献することを目的として、ユネスコの支援を得て昭和23年(1948)に発足した国際非政府機関です。本部はパリに置かれており、190を越える国や地域の公文書館、専門職団体、専門職教育機関などが加盟しています。
 ICAは4年に1度、世界の公文書館関係者が一堂に会する大規模な国際公文書館大会を開催し、その他の年に加盟各国の国立公文書館長や専門職団体の代表者等が集い、特定のテーマについて話し合う年次会合を開催しています。
 国立公文書館は、昭和47年(1972)にICAに加盟し、以後ICA関係の国際会議などに積極的に参加して、各国の公文書館やアーキビストとの交流を深めるとともに、国際的な公文書館活動への貢献に努めています。
 当館館長は選挙の結果、平成17年(2005)から平成20年(2008)までICA副会長を務めたほか、平成19年(2007)から平成23年(2011)まで、地域支部議長を務めました。
 平成20年(2008)、ICAでは創立60周年を記念して、ICAが設立された6月9日を「国際アーカイブズの日」と定めました。当館では「国際アーカイブズの日」記念講演会の開催や、関係機関へのポスター配布を通じて、広報啓発に努めています。
 平成23年(2011)10月にトレド(スペイン)で 開催された、第43回国際公文書館円卓会議(CITRA)の全体セッション「災害対策と対応」において、当館館長は東日本大震災で被災したアーカイブズに対する日本政府及び当館をはじめとするアーカイブズ関係機関の対応について、世界に向けて情報を発信しました。
 また、平成24年(2012)8月にブリスベン(オーストラリア)で開催された第17回国際公文書館大会では、東日本大震災、日本の地方公文書館や大学文書館、デジタルアーカイブ等をテーマとした発表や資料修復ワークショップを行い、多くの参加者を集め、高い評価を受けました。


国際公文書館会議東アジア地域支部(EASTICA)

 ICA憲章第16条では、「会員は、ICAの目標のさらなる達成をめざし、特定地域における協力関係を強化することを目的に、ICAの地域支部を組織することができる。」と定めています。この規定に基づいて現在13の地域支部が設立されています。
 国立公文書館は、平成5年(1993)7月に北京で設立された東アジア地域支部(East Asian Regional Branch of the International Council on Archives, EASTICA)に所属しています。他の会員国・地域は中国、韓国、モンゴル、北朝鮮、香港、マカオです。当館館長は、平成19年(2007)から4年間EASTICA議長を務め、その後は理事としてEASTICAの活動に貢献しています。
 EASTICAは、ワークショップ、セミナー、理事会、2年ごとに開催される総会などを通じて、東アジア地域の公文書館の発展に寄与しています。平成9年(1997)第3回総会、平成19年(2007)第8回総会に続いて、平成23年(2011)に第10回総会を東京で開催しました。
 平成15年(2003)からは、EASTICAと香港大学の共催で、各国の著名なアーキビストや研究者を講師として招き、東アジア地域の公文書館職員向けの3週間の専門研修を実施しており、当館を含む各国の公文書館職員が受講しています。

東京で開催された第10回EASTICA総会及びセミナー(2011年11月)

▲東京で開催された第10回EASTICA総会及びセミナー
(2011年11月)

オマーン国立公文書庁職員を研修生として受入れ(2010年8月)

▲オマーン国立公文書庁職員を研修生として受入れ
(2010年8月)

相互交流

 国立公文書館は、外国の公文書館を積極的に訪問し、公文書館制度や各機関の機能と業務内容の調査を行うとともに、国際会議に役職員を派遣し、発表等を通じて館に関する情報の発信に努めています。平成22年(2010)には、ソウル(韓国)で開催された国際アーカイブズ文化博覧会(IACE2010)に展示資料(複製)を出品するとともに、会場で当館のデジタルアーカイブを紹介しました。
 このほか、世界各国からの当館への訪問者や研修生の受入れを積極的に行っています。近年では、ガーナ国立公文書館、インドネシア・アチェ州立公文書館、アフガニスタン国立公文書館等からの修復技術研修生を受入れました。また、平成20年(2008)のオマーン遺産文化大臣の来館を契機に、オマーン国立公文書庁との相互交流を行っており、平成22年(2010)から、毎年オマーン国立公文書庁修復保存担当者を受入れ、専門的な研修を実施しています。

ICA関係会議

ICA大会
平成28年(2016) 9月5日〜10日 第18回ICA大会、ソウル(韓国)
平成24年(2012) 8月20日〜24日 第17回ICA大会、ブリスベン(オーストラリア)

ICA年次会合
平成27年(2015) 9月27日〜30日 第3回ICA年次会合、レイキャビク(アイスランド)
平成26年(2014)10月11日〜15日 第2回ICA年次会合、ジローナ(スペイン)

EASTICA
平成27年(2015)10月13日〜16日 第12回EASTICA総会及びセミナー、福岡
平成26年(2014)12月15日〜18日 EASTICA理事会及びセミナー、北京(中国)