国立公文書館の職員に求める人材像


 国立公文書館では、新館の開館を目前に控え、我が国の公文書管理を担う中核的な施設(Center for Archives)として、1)現在及び将来の国民にとって、2)行政機関及びその他の国の機関等にとって、3)地方公共団体、国内外の公文書館や類縁機関にとって、より有用で利用しやすい場になるために、公文書管理に関する専門家の集団として、当館の価値を一層向上させていくとともに、これら利用者との双方向のコミュニケーションによってニーズを把握し、中長期的な視点も取り入れて発展していくことを目指しています。
これを実現するため、これからの国立公文書館の職員に求められる人材像として、以下の3点を掲げています。


1) 我が国の公文書管理を担う中核的な施設の一員としての誇りと職位に応じた責任を自覚し、主体的に考え、行動する。
− 国立公文書館では多様なバックグラウンドもった職員が働いていますが、経歴や採用方法に関係なく一人ひとりが、我が国の公文書管理を担う中核的な施設の一員であることを自覚し、受け身の姿勢ではなく主体的に考え、行動することが求められます。

2) それぞれの専門性を磨くとともに、互いの専門性を掛け合わせ、協働して、安易に前例や先入観にとらわれず挑戦する。
− 国立公文書館の職員に必要とされる専門性とは、アーカイブズに関する専門的な知識・技能だけではありません。人事・経理、広報や企画経営部門などの管理部門やデジタル部門などを含め、各職員がそれぞれの業務に必要な専門的知識・技能を高めるとともに、それを持ち寄り協力することで新たな可能性に挑戦することが求められます。

3) 社会に対して常にアンテナを高く張り、国民や産官学のニーズを把握し、その期待に応えるとともに、公文書等や当館の価値を社会に発信する。
− 公文書等が健全な民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源であるということを社会に浸透させていくためには、産官学と積極的に交流するとともに、公文書等や公文書館の新たな価値に気づき、社会に分かりやすく伝えることが求められます。


 採用の時点で、専門的な知識・資格・経験は基本的に必須条件ではありません。国立公文書館の理念に共感し、上記のような人材となることを目指していただける方と、一緒に挑戦していきたいと考えています。