平成26年度全国公文書館長会議報告


 国立公文書館では、平成26年6月10日(火)、札幌市において、平成26年度全国公文書館長会議を開催しました。
 この会議は、公文書館法の円滑な運用及び歴史資料として重要な公文書等の適切な保存・利用を図るため、国及び地方公共団体が設置する公文書館の館長等の参集を求め、全国の公文書館等が当面する諸問題についての協議を行うとともに、相互の緊密な連絡を図ることを目的として、平成元年から開催しており、今年度も、「国際アーカイブズの日」記念シンポジウムと併せて開催しました。
 会議には、国及び地方公共団体が設置する公文書館、公文書館設置を検討している地方公共団体等から94名が参加し、「公文書館を巡る諸問題に関する意見交換」の議題に関し、当館及び各公文書館等から報告を行いました。

国立公文書館における取組について
 まず、国立公文書館の取組について、当館から、館の概要や平成25年度事業及び平成26年度計画のポイントについて報告した後、当館の特定歴史公文書等の利用請求への対応について紹介しました。

【配付資料】
国立公文書館の取組について(PDF)
【別添1】国立公文書館等の指定についての検討状況(取りまとめ)(PDF)
【別添2】公文書館等未設置県における検討状況等(PDF)


各公文書館等の取組について
 次に、各公文書館等の取組として、外務省外交史料館から今後の取組方針等について報告があり、次いで北海道立文書館から、公文書の選別・移管システムについての報告がなされました。さらに、札幌市公文書館から、公文書館設立の経緯や関係規定の概要等について報告があり、散会しました。

 また、前日9日(月)午後には、全国公文書館長会議出席の実務担当者による意見交換会が行われ、各公文書館等から65名の参加がありました。主に、公文書の評価選別と、電子文書の管理、移管、保存、公開等について活発な意見交換がなされました。
 なお、意見交換会の後には札幌市公文書館見学が実施され、各公文書館等から82名が参加しました。



  • 加藤館長挨拶

    加藤館長挨拶

  • 国立公文書館報告

    国立公文書館報告

  • 外務省外交史料館報告

    外務省外交史料館報告

  • 北海道立文書館報告

    北海道立文書館報告

  • 札幌市公文書館報告

    札幌市公文書館報告

  • 実務担当者意見交換会

    実務担当者意見交換会

  • 札幌市公文書館見学1

    札幌市公文書館見学1

  • 札幌市公文書館見学2

    札幌市公文書館見学2