館外展示及び他機関と連携した取組

竹島と尖閣諸島に関する所蔵資料展


【展示会】

概要

 内閣官房との共催展示「竹島と尖閣諸島に関する所蔵資料展」では、当館で所蔵している特定歴史公文書等の中から、 竹島・尖閣諸島に関する閣議決定資料をはじめ、これらの島々が描かれた地図、サンフランシスコ平和条約・沖縄返還協定に関する資料などを、 内閣官房領土・主権対策企画調整室作成のパネルとともに紹介しています。

主な展示



竹島の命名及び所管等に関する閣議決定

竹島の命名及び所管等に関する閣議決定
 明治38年(1905)、無人島を竹島と名付け、島根県隠岐島司の所管とすることを閣議決定した文書です。2月22日、この旨の告示がなされました。
 本資料では、閣議決定に至った経緯について、この無人島で海驢(あしか)猟等を営む中井養三郎から申し出があった本島の領土編入ならびに貸与の出願に関して審査を行った結果、「国際法上占領ノ事実アルモノト認メ」られるためと記されています。



久場島・魚釣島への標杭建設に関する閣議決定

久場島・魚釣島への標杭建設に関する閣議決定
 本資料は、明治28年(1895)1月14日、八重山諸島の北西に位置する久場島(くばじま)・魚釣島(うおつりじま)を沖縄県の所轄とし、標柱の建設を希望する沖縄県知事の上申を許可した閣議決定文書です。当時の内閣総理大臣伊藤博文や内務大臣野村靖らの花押が見えます。