会期 | 平成30年7月21日(土)〜9月1日(土) | |
開館時間 | 月〜土曜日 | 午前9時15分〜午後5時00分 |
※日曜日・祝日は休止 | ||
会場 | 国立公文書館 本館 | |
入場料 | 無料 |
日時 | 平成30年7月25日(水)、8月22日(水) 午後2時〜午後2時30分 |
場所 | 国立公文書館(千代田区北の丸公園3-2)1階展示場 |
企画展の見所について企画者が解説します。事前申込みは不要です。 |
日時 | 平成30年8月1日(水) 開場 午後1時30分 演奏 午後2時〜午後3時15分 ※午後1時より整理券を配布します。 |
場所 | 国立公文書館(千代田区北の丸公園3-2)4階大会議室 |
薩摩琵琶奏者の川嶋信子氏による、薩摩琵琶の演奏にあわせた平家物語関連の語り、琵琶の歴史や種類についての解説をおこないます。 定員60名程度。事前申込みは不要です。定員を大幅に超えた場合はイベント当日に抽選をさせていただきます。 |
『平家物語』は、治承(じしょう)・寿永(じゅえい)の内乱を背景に、平家一門の栄華から滅亡までを描いた軍記物語です。
本展では、当館が所蔵する貴重な写本・版本をもとに、『平家物語』に登場する天狗・怨霊・物怪(もののけ)などに注目し、武士たちの物語の背後にある妖しくも美しい世界をご紹介します。
『平家物語』
画像は『平家物語』の冒頭部分、巻一「祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)」。
本書は金泥(きんでい)・銀泥(ぎんでい)の下絵が施された美麗な豪華本で、紅葉山文庫に所蔵されていたことから「秘閣粘葉本(ひかくでっちょうぼん)」の通称で知られています。
「秘閣」とは紅葉山文庫の別称。また「粘葉」とは和本の綴じ方のひとつを指します。
『頼政記』
平家打倒を掲げて挙兵した源頼政(みなもとのよりまさ)に関する記事をまとめた写本で、『平家物語』の異本のひとつに数えられています。
物語によれば、頼政は紫宸殿(ししんでん)に現れた謎の怪鳥「鵺(ぬえ)」を弓で射落として退治し、近衛天皇(このえてんのう)から褒美に「獅子王(ししおう)」という太刀を下賜されたといいます。和学講談所旧蔵。
『源平盛衰記』
『平家物語』の異本のひとつ『源平盛衰記』のうち、宝永4年(1707)に横型絵入り本として出版されたもので、内務省の旧蔵書。挿絵は、平忠盛(たいらのただもり)(清盛の父)に、池から現れた大蛇が襲い掛かろうとしている場面です。