会期 |
令和3年2月8日(月)〜3月14日(日) ※会期を変更して開催します。 ※新型コロナウイルスの感染予防・拡大防止のため、会期を変更する場合があります。 ※展示室内の密接を避けるため、入室制限を行うことがあります。 |
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開館時間 | 月〜日曜日 | 午前9時15分〜午後5時00分 |
※期間中無休 入館は、閉館30分前まで | ||
会場 | 国立公文書館 本館 | |
入場料 | 無料 |
明治4年(1871)、藩を廃止し、近代的な中央集権国家の誕生を告げる「廃藩置県」が断行されました。廃藩という大きな変革によって新時代の幕開けに直面した全国の旧藩主は、新たな人生を歩むことを余儀なくされました。
令和3年(2021)は、この廃藩置県から150年目にあたります。本展では、明治維新を経て、新しい時代への転換を象徴する大プロジェクトであった廃藩という激動のさなかで揺れ動く全国の府県の様子を描きます。
さらに、廃藩に翻弄されながらも明治を生き抜いていく各地の「最後の殿様」たちの姿に迫ります。
廃藩置県の詔書
明治維新を経て、中央集権化をめざす明治政府は、明治4年(1871)7月14日、廃藩置県に踏み切りました。その後、同年11月には江戸時代には約300に分かれていた藩は、3府72県へと統合されました。
画像の資料は、朝廷より知藩事に下された廃藩置県の詔書を記録したものです。
宮中顧問官侯爵鍋島直大旭日桐花大綬章授賜の件
明治4年(1871)の廃藩置県の後、旧藩主たちは、様々な人生を歩むことになります。その一人である佐賀藩最後の藩主鍋島直大(1846〜1921)は、明治17年の華族令で侯爵となり、
宮内省式部長、宮中顧問官等を務めました。画像の資料は大正10年(1921)、直大の死去に際して、勲一等旭日桐花大綬章を与えることに関する文書です
府県制と郡制の公布
明治23年(1890)5月17日、府県制と郡制が公布されました。府県制では、廃藩置県以降も統廃合が進められた府県の区域を確定するとともに、政府が任命する知事のもとに公選議会である府県会を整備することが目的とされました。
その後、若干の境界の変更を経て、現在の都道府県に至る区域が形成されていきます。画像の資料は、府県制と郡制の公布に関する閣議書です。