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天皇皇后両陛下の東京都内へのお出ましは、毎年のものだけでも、全国戦没者追悼式、日本学士院授賞式、日本芸術院授賞式、日本国際賞授賞式、国際生物学賞授賞式などがあります。皇后陛下は、日本赤十字社名誉総裁として、全国赤十字大会とフローレンス・ナイチンゲール記章授与式(隔年)に御出席になっています。
日本芸術院賞は、卓越した芸術作品と認められるものを制作した者及び芸術の進歩に貢献する顕著な業績ありと認められる者に対して授けられる賞です。授賞式は、昭和十六年から戦中、戦後の一時期を除いて毎年行われ、平成二十一年までに六十五回開催されています。授賞式には、昭和二十五年からは天皇陛下が、 また平成二年からは天皇皇后両陛下が御臨席になられています。
秋の特別展では、第六十四回授賞式に天皇皇后両陛下が行幸啓されることを宮内庁長官が内閣総理大臣に通知した文書を展示しましたが、この文書はまだ移管されていないため、デジタル展示では、昭和二十五年五月二十五日の授賞式に昭和天皇が行幸された際の宮内庁長官から内閣総理大臣への通知文書を紹介しています。この時昭和天皇は初めて授賞式に行幸されました。
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