天皇陛下御在位20周年記念 公文書特別展示会


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天皇皇后両陛下第27回全国豊かな海づくり大会に御臨席

(平成十九年、昭和三十二年)

天皇皇后両陛下は、毎年、全国植樹祭、国民体育大会秋季大会、全国豊かな海づくり大会に御出席のため地方行幸啓にお出かけになります。また、国際学会御出席や地方事情御視察のための行幸啓もあります。平成十五年の鹿児島県へのお出かけをもって、天皇陛下は、御即位後、四十七都道府県を全てお訪ねになりました。

全国豊かな海づくり大会は、昭和三十年代から各地で開催された放魚祭を先行事例として、昭和五十六年大分県において第一回が開催されました。この大会は、水産資源の維持培養と海の環境保全に対する意識の高揚を図り、水産業の振興に資することを目的とした国民的行事として、毎年、各都道府県の持ち回りで開催されています。天皇皇后両陛下は、皇太子同妃殿下であられた当時から引き続き、御即位後も同大会に御臨席にならており、平成十九年十一月十一日には、滋賀県で開催された第二十七回大会へ行幸啓されています。

秋の特別展では、第二十七回全国豊かな海づくり大会への行幸啓の御日程を宮内庁長官が内閣総理大臣に通知した文書を展示しましたが、この文書はまだ移管されていないため、デジタル展示では、皇太子殿下であられた昭和三十二年に、日本水産資源協会と千葉県の共催で開催された第二回放魚祭に行啓された際の通知文書を紹介しています。六月二十日の項に「放魚祭」の記載が見えます。

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皇太子殿下千葉県下へ行啓の件

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