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国民体育大会は、敗戦で荒廃した国民生活に活力を与え、日本のスポーツ界を再建するため、昭和二十一年から毎年開催されています。昭和二十三年からは、都道府県対抗の得点制で天皇杯、皇后杯を競う方式となり、昭和三十年からは各都道府県の持ち回りで開催されています。
天皇皇后両陛下は、毎年、秋季大会へ行幸啓されています。また、大会へのお出ましの折には、開催府県等の地方事情を御視察されています。
両陛下は、平成十七年十月二十二日に岡山県で開催された第六十回国民体育大会秋季大会に行啓されましたが、両陛下が初めて国民体育大会に行啓されたのは、両陛下が皇太子同妃殿下であられた昭和三十七年、同じく岡山県で開催された第十七回国民体育大会夏季大会でした。秋の特別展では、第六十回国民体育大会秋季大会への行幸啓の御日程を宮内庁長官が内閣総理大臣に通知した文書を展示しましたが、この文書はまだ移管されていないため、デジタル展示では、併せて展示した、昭和三十七年九月十六日に岡山県で開催された第十七回国民体育大会夏季大会に行啓された際の通知文書を紹介しています。
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