会期 | 令和5年7月21日(金)〜8月31日(木) | |
開館時間 | 月〜土曜日 | 午前9時15分〜午後5時00分 ※日曜・祝日は休館 ※本展はパネル展示となりますが、「柳営起絵図」のみ原本も展示します。(保存の観点から会期中に展示箇所の変更を行います。) |
会場 | 国立公文書館 つくば分館 | |
入場料 | 無料 |
【参加者募集】 8月19日(土)、甲冑(体験用)の着用体験会を開催します。募集要項等、詳しくは【コチラ】 |
博物図 & つくばに関する公文書の展示について |
江戸城は、徳川家康が開いた江戸幕府の拠点であり、徳川将軍家の居城。そこは老中や若年寄など幕府の役人が仕事をする空間であり、将軍とその家族たちの生活の空間でした。 多様な人々が生活し出入りする江戸城では、事件が起こることも、また火災や地震などの災害に遭い大きな被害を受けることもありました。本展示では、江戸城の空間の構造を解説し、江戸城で起きた事件、江戸城が被害を受けた火災や地震、これら災害からの復興・復旧に関する資料をご紹介します。
【江戸城たんけんクイズラリー】や【和綴じ体験(三つ目綴じ)】を開催します。展示会場にあるクイズにチャレンジしてください。全問正解者には、メモ帳として使える和綴じ本(三つ目綴じ)のキットをプレゼントします。展示会場横の体験コーナーで作っていただくことができます。(参加費無料)
江戸御殿之図(えど ごてんのず)
江戸城本丸御殿の「表(おもて)」(幕府の政務空間)と「奥(おく)」(将軍の生活兼執務空間)の間取りを描いた絵図。各間の名称や広さ、畳の種類、井戸の位置等も示されています。江戸時代中後期以降の本丸御殿を描いた絵図と推測されます。内務省旧蔵。全1鋪
大城造営日記(だいじょう ぞうえいにっき)
小普請奉行(こぶしんぶぎょう)篠山(ささやま)景徳の職務日記。江戸城本丸大奥の普請(建築工事)に関わる記録が書き留められています。篠山は本丸普請御用を命じられ、本丸大奥の普請に参加しました。
江戸城本丸御殿は天保15年(1844)5月に全焼し、弘化2年(1845)2月に再建されました。その際、篠山は本丸普請御用を命じられ、本丸大奥の普請に携わりました。全1冊。
柳営起絵図(りゅうえい おこしえず)
天保15年(1844)5月に江戸城本丸御殿が全焼し、翌年の弘化2年(1845)2月に建て直されました。建て直した本丸御殿のうち、白書院、大奥新御殿、虎之間(書院番番所)の起絵図がこの図です。
起絵図とは、建物の折りたたみ式の立体模型のことで、壁面を立てて起こせば立体模型となりますが、折りたためば平面となります。内務省旧蔵。全3鋪
※写真は大奥新御殿の起絵図