国際アーカイブズ週間について


各国のアーカイブズ機関の相互連携と発展を目的とする国際非政府組織の国際公文書館会議(International Council on Archives、ICA)は、設立記念日の6月9日を「国際アーカイブズの日」とし、2019(令和元)年以降は、この日を含む1週間を「国際アーカイブズ週間」として、記録やアーカイブズに対する社会の関心を高めるための機会とするよう、各国のアーカイブズ機関等に働きかけを行っています。 2026(令和8)年は「公正を支えるアーカイブズ―権利、記憶、未来(Archives for Justice - Rights, Memory and Future)」のテーマのもと、ICAでは多彩なプログラムが展開されます。
ICA公式ウェブサイトの関連ページ(英語)へのリンクは【こちら】(外部サイト)


1.2026年国際アーカイブズ週間

期間:6月8日(月)〜12日(金)
テーマ:「公正を支えるアーカイブズ―権利、記憶、未来(Archives for Justice - Rights, Memory and Future)」


2.ICA主催のイベント

(1) コンテンツ・ハブ

今年のテーマ及びサブテーマについて、ICAがこれまで蓄積してきたリソース(刊行物、各専門セクション、 専門家グループの議論の成果)やICA大会での基調講演、ウェビナー等を紹介し、理解を促すためハブとして、【「コンテンツ・ハブ」】(外部サイト、英語)ページが作成されています。


ここでは、テーマ「公正を支えるアーカイブズ」に関わるトピックを特集するICAの定期刊行物「Flash 45号:アーキビスト - 活動家(The Archivist - Activist)」(通常の購読はICA会員限定)も、フリーアクセスで提供されています。


(2) ICA主催ウェビナー

a) 6月8日(月) パリ時間15:30-17:00(日本時間 22:30-0:00)
国立公文書館長フォーラム主催: 「戦争、台風、サイバー攻撃―公正を支えるアーカイブズの保護」 
アーカイブズが社会的変革、包摂、そして表現の場を促進する方法を探ります。1つ目のセッションでは、一般の認識を変える上でのアーカイブズの役割に焦点が当てられ、2つ目のセッションでは、十分に表現されてこなかった声を増幅させる包摂的なアーカイブズ実践が紹介されます。本ウェビナーでは、戦争、自然災害、サイバー攻撃といった危機の中で、アーカイブズがいかに被害に耐え、正義、権利、民主社会を支えているのかを探ります。登壇者が、災害からの復旧対応、戦時下でのアーカイブズ保護、国立公文書館システムにおけるサイバーセキュリティ対策など、それぞれの現場経験を共有します。

登壇者:Maximilian Scriwanek (FAN運営委員)、Dr. Nadeera Rupesinghe (スリランカ国立公文書館長)、Anatolii Khromov (ウクライナ国立アーカイブズ館長)、Saul Nassé (イギリス国立公文書館長)

使用言語:英語(字幕の自動翻訳サービス付き)
【詳細・登録先 】(外部サイト)


b) 6月11日(木) パリ時間18:00-19:00(日本時間 1:00-2:00)
専門家グループ「共有アーカイブズ遺産」(EGSAH)主催: 「自己決定と非主権民族のアーカイブズをめぐる承認」
本ウェビナーでは、アーカイブズの実務が、国家を持たない人々の権利や自己決定とどのように関わっているのかを考察します。セッションでは、アーカイブズが収奪や支配の歴史の中で形成されてきた側面を持つ一方で、可視化やアドボカシー、集団的権利の支援にもなり得ることを取り上げます。

登壇者:Laureano de Macedo(EGSAH議長)、Mercé Monje Cano(NGO代表なき国家民族機構)、Dr. Alexander Manby(英国 キングス・カレッジ・ロンドン) (イギリス国立公文書館長)

使用言語:英語(字幕の自動翻訳サービス付き)
【詳細・登録先 】(外部サイト)


c) 6月12日(金) パリ時間16:00-17:30(日本時間で23:00-0:30)
性的・ジェンダー多様性に関わるアーカイブズ/アーキビストに関するICAワーキンググループ主催: 「私たちの声を届ける――LGBTQI+アーカイブズとアーキビストに関するICA宣言は、専門職に何をもたらすのか」
本ウェビナーでは、「LGBTQI+ Archives and Archivists に関するICA宣言」が、アーカイブズ専門職にどのような影響を与えているのかを考察します。可視化、保存、そして機関アーカイブズとコミュニティアーカイブズとの連携をどのように支えているのかを取り上げます。また、制約の強い社会的・政治的環境における課題や、デジタル環境におけるプライバシー及びデータ主権の問題についても議論します。

登壇者:Jordi Padilla-Delgado(スペイン、リョレト・デ・マル市文書館 レコードマネジャー)、Tom Adami (ICA専門セクション国際機関(SIO)の元運営メンバー)、Dr. Ihuoma Sandra Babatope (ナイジェリア、デルタ州教育大学図書館長)、Raegan Swanson (カナダ、LGBTQ2+アーカイブズ ディレクター)

使用言語:英語(字幕の自動翻訳サービス付き)
【詳細・登録先 】(外部サイト)


(3)関連イベントの情報

ICAは、会員のアーカイブズ機関等が開催する、国際アーカイブズ週間関連の各種イベントの情報を共有するためのポータルを提供しています。情報は以下のリンクから確認できます。
 【IAW2026アジェンダ】(外部サイト)


3.広報用キット

ICAから、SNS等で使用できるように、2026年国際アーカイブズ週間の各種デザインがダウンロード用に提供されています。
 【メディアキット 】(外部サイト)