国際公文書館会議東アジア地域支部(EASTICA)理事会及びセミナーが、2018年11月5日(月)から8日(木)まで、中国の福州で開催され、日・中・韓・モンゴルを中心に、約150名が参加しました。
11月5日(月)に開かれた理事会では、2017-2018 期の活動及び財務の報告と、次期活動計画等に関する検討が行われました。
特に、ウェブサイトの運営状況や、EASTICAが香港大学と共催している既卒者向けアーカイブズ学講座(Postgraduate Certificate in Archival Studies Program)の計画に関する説明があり、また、次回の2019年会合は11月に日本(東京)で開催されることが決まりました。
11月6日(火)・7日(水)には、EASTICAセミナーが中国国家档案局・福建省档案局との共催で「シルクロード記録遺産:保護とアクセス向上(International Conference on Safeguarding and Increasing Access to the Documentary Heritage of the Silk Routes)」をテーマに開催されました。加藤丈夫館長による議長挨拶や、「世界の記憶」福建知識センターの設立式に続き、各国の研究者やユネスコ関係者が発表を行いました。
また、国・地域別報告として中国、香港、日本、韓国、マカオ、モンゴルの各国立公文書館等がシルクロード関連の所蔵資料とその利活用状況等について発表しました。
>>各発表のタイトルと発表者はこちら [PDF](日本語)
また、11月8日(木)には福建省档案館を視察し、同館で開催中のシルクロード記録遺産展と、「僑批」資料(2013年ユネスコ「世界の記憶」登録)の展示等を見学しました。
※EASTICA理事会及びセミナーの詳しい内容は、当館の情報誌「アーカイブズ」第71号 に掲載しております。
EASTICA理事会メンバー
加藤館長の開会挨拶の様子
国・地域別報告を行う当館職員
福建省档案館